◆概要◆

毛利家は関ヶ原の戦で敗れてからは萩城を藩庁としていましたが、1863年に13代藩主・毛利敬親が山口に移転しました。 藩内では「山口屋形」と呼ばせていましたが、高嶺城を詰城として石垣や水堀をめぐらした御殿は、藩外からは「山口城」と呼ばれていました。 第一次長州征伐で幕府側の撤兵の条件として山口城の一部を破却しましたが、1866年に再び山口城に移りました。 1871年には城内に山口県庁が置かれましたが、廃城令により存城処分となり陸軍省の所管となりました。 その後、同年7月に大蔵省に所管が移されて廃城となりました。 現在城跡には山口県庁があり、藩庁門が現存しています。 この他にも1916年に建てられた旧県庁舎と旧県会議事堂が残されています。