羽衣石城
所在地:鳥取県東伯郡湯梨浜町羽衣石
2009年1月17日(訪問日:2008年5月4日) | |
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◆概要◆ 羽衣石川上流にある羽衣石山(標高372m)は、山陰道と東郷池に臨む東伯耆の要衝にあたります。 1366年に南条貞宗により築かれ、南条氏歴代の本拠地となりました。 南条氏は山名氏を頼り、尼子氏や毛利氏と激しい攻防を繰り返しました。 羽柴秀吉が侵攻した際は羽柴方となり、羽柴秀吉が毛利氏と和睦すると南条元続に伯耆東部の三郡を与えられ復帰しました。 しかし、関ヶ原の戦で南条元忠が西軍に味方したため改易され、羽衣石城は廃城となりました。 本丸を中心に放射状に広がる北方尾根と西方尾根には90余に及ぶ砦群が階段状に設けられています。 特に東方尾根は峰伝いに攻撃されやすい弱点のため、数段の砦と堀切で防御していました。 しかし、1582年の吉川元春との攻防戦では、この東方尾根からの攻撃を支えきれずに落城しています。 山頂には1931年(昭和6年)に南条氏の子孫によって模擬天守が建てられました。 1990(平成2)年には現在見られる2代目の模擬天守に建て替えられました。 |
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遠景 駐車場からの道 模擬天守 |
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