足柄城
所在地:静岡県駿東郡小山町竹之下
2017年3月26日更新(訪問日 2010年12月26日) | |
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◆概要◆ 足柄峠は相模と駿河の国境にあり、古くから交通の要衝として争奪戦が繰り返されてきました。 現在でも毎年9月に行われる足柄峠笛まつりで、足柄城跡を巡って小山町と南足柄市の小学生が綱引きを行っています。 足柄城はこの峠一帯に築かれ、後北条氏特有の街道を城域に取り込んだ典型的な縄張りとなっています。 いくつかの曲輪が堀で区切られていますが、十分に削平はされておらず、一の郭もかなり傾斜があります。 なお、足柄城からは富士山がよく見え、撮影の絶好のスポットでもあります。 附近には899年に設けられた足柄の関がありました。 これは盗賊被害が横行したため、その取り締まり目的で築かれました。 その後も度々再利用されていたようですが、鎌倉時代には既にどこに関があったのかすら分からない状態だったそうです。 現在設置されている門は、黒澤明監督の「乱」で使われたセットを移築したものです。 |
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城址入口 足柄の関 説明板とあづまはや橋 城址碑 一の郭 空堀 玉子の池 二の郭 二の郭から見える富士山 |
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