◆概要◆

諏訪城は2つの川の合流点の河岸段丘を利用した要害の城です。 城主は北条氏邦の家臣・諏訪民部之進の名が伝わっているのみです。 諏訪氏は鉢形城の家老や日尾城主としても名前が登場するのですが、各人の詳細は不詳です。 史料により「蓼沼城」「大野原城」などの名で記載されています。 「城陥の後諏訪社を勧請せし」とあり、おそらく後北条氏が滅ぼされた後、元城主が城跡に諏訪神社を建てたものと思われます。 諏訪神社の周囲に土塁や堀などががありますが、葛（クズ）で深く覆われていてあまりよく見えませんでした。