◆概要◆

陶器城は鎌倉時代に北条氏の家臣・陶器氏が居城としていました。 その後、鎌倉幕府と敵対する楠木正成により攻め落とされましたが、後に北朝方と南朝方との間で争奪戦が繰り広げられたものと思われます。 室町時代から戦国時代の陶器城については史料も無く不明ですが、武者走や土塁の規模などから改修を受け、軍事拠点として使われていたものと考えられます。 江戸時代には小出氏が陶器藩の陣屋を構え、一時断絶はしたものの明治まで存続しました。 現在、城跡は東陶器公園となっていて、本丸と２つの曲輪が残っています。 公園内のフェンスで囲まれた部分が本丸跡で、土塁などの遺構がとても良く残っています。