原田城

所在地:大阪府豊中市曽根西町4丁目
2012年3月11日(訪問日:2011年8月4日)

◆概要◆


原田城は築城年および築城者は不明ですが、当地の豪族・原田氏により応仁の乱の頃に築かれたと考えられています。 北城と南城の2つの城域があり、北城は14世紀頃に築かれ、堀や土塁などが巡らされていました。 発掘調査の結果、焼土層が3層見つかっています。 北城から南へ300メートル程離れた所に南城が築かれたのは16世紀後半であり、攻め落とされて荒廃した北城に代わって原田氏が拠点にしていたと考えられています。 荒木村重が織田信長に反旗を翻した時に大規模な改修が加えられ、廃城となっていた北城も整備されて中川清秀らが在城しました。 その後の原田城については不明ですが、慶長年間には廃城となったようです。 城跡は昭和に入り羽村氏の住宅となっていましたが近年豊中市の所有となり、2009年から土・日曜日限定で土塁を見ることができるようになりました。

原田城 説明板と城址碑
説明板と城址碑
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