◆概要◆

国内に現存する12棟の天守の一つで、国の重要文化財に指定されています。 現存12天守では唯一の山城で、日本三大山城の一つに数えられます。 備中松山城は1240年、有漢郷の地頭・秋葉重信により築かれました。 戦国時代に備中で勢力を拡大した三村家親が1560年に攻め取り、改修を加えて一大城塞となりました。 1575年、三村家親は毛利家を攻めた織田信長に味方したため、毛利軍の小早川隆景に攻められ自害。 1600年、関ヶ原の戦の後は徳川家康が小堀正次を城番とし、この時に麓の御根小屋が築かれました。 江戸時代には城主がめまぐるしく交代しましたが、1744年以降は明治時代に廃城となるまで板倉氏が城主を務めました。 1873年の廃城令により御根小屋が破却されましたが、山城部分は放置されて久しく、この時の破却を免れました。 1939年に天守の解体修理が行われ、1994年に本丸の復元整備が行われました。