◆概要◆

鎌倉幕府設立に戦功のあった佐々木盛綱の傍系である新発田氏が居館を構えたのが始まりとされます。 代々新発田氏が居城としていましたが、1581年に新発田重家が上杉景勝に反乱（新発田重家の乱）を起こして7年後に落城しました。 その後、1598年に上杉景勝が会津へ移り、春日山城に入った堀秀治の与力として溝口秀勝が城主となりました。 溝口氏は11代続き、明治を迎えました。 明治時代初めに発令された廃城令により城は破却されて陸軍の所管となり、城域の大部分は現在も陸上自衛隊の駐屯地となっています。 三階櫓は自衛隊の敷地内にあるため立ち入ることはできず、観覧できるのは二の丸隅櫓(本丸鉄砲櫓跡に移築)、本丸表門、辰巳櫓のみです。