◆概要◆

築城年代は定かではありませんが、南北朝時代（1332〜91年の間）には地侍の小泉氏が居館を構えていました。 1561年、松永久秀に攻められて小泉城は落城し、城主の小泉重順は自害しました。 豊臣秀長が大和入りする前年、家老の羽田長門守が現在も残る薙刀池等の外堀を造営しました。 江戸時代に入ると1623年に片桐且元の弟・貞隆が入封し、城跡に陣屋を構えました。 2代藩主の片桐貞昌は茶人として有名で、茶道石州流の開祖となりました。 片桐氏は11代続き、明治維新を迎えました。 城跡には石州流茶道宗家の高林庵があります。