片岡城

所在地:奈良県北葛城郡上牧町下牧
2012年4月8日(訪問日:2011年8月3日)

◆概要◆


片岡城は戦国時代に興福寺一乗院方の片岡氏により築かれました。 西に葛下川、東に滝川が流れ、この2つの川が北で合流する三方を川で囲まれた丘陵に築かれました。 片岡城は信貴山城の麓にあるため、1559年より大和国への侵出を目指す松永久秀に再三攻められました。 城主の片岡春利はよく防いでいましたが、1569年についに落城しました。 松永久秀は片岡城に改修を加え、シンボルともいえる大堀切はこの時に築かれました。 その後、松永久秀が織田信長に叛旗を翻したため織田軍により攻め落とされ、そのまま廃城になったと考えられています。 片岡氏は豊臣秀長が大和守護となった時には郷士の地位を保たれていました。 しかし、豊臣秀長の死後に大和守護となった増田長盛が郷士の格を停止したため、片岡氏は没落しました。 城の遺構として大堀切や各曲輪、土塁などが明瞭に残っています。
片岡城 大堀切跡
大堀切跡
片岡城 城累
城累
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