◆概要◆

1582年に武田氏が滅亡した後、真田昌幸により築かれました。 南側は千曲川に面し、北側と西側に矢出沢川を引き込む総構えとしていました。 唯一の攻め口である東側にも、蛭沢川や湿地帯などがあります。 1585年と1600年の二度にわたり、徳川軍の攻撃を撃退したことで有名です。 翌年徳川家康により破却されましたが、真田信之が上田城に入り、三の丸に上田藩の陣屋を構えました。 その後、1622年に真田氏が信濃国松代へ転封した後、入城した仙石忠政により現在見られる姿に再建されました。 明治時代になると建築物は破却され、本丸跡には松平神社(現在は真田神社)が建立されました。 1941年に北櫓と南櫓が市民運動により買い戻されて元の位置に復元され、1994年には東虎口櫓門と袖塀が復元されました。 現在は旧二の丸が上田城跡公園となっており、花見の名所となっています。