◆概要◆

1088年に後三年の役で戦功を立てた藤原経清の次男・経元が築いた居館が始まりとされます。 1591年に蒲生氏郷の家臣・蒲生郷成が近代城郭として大改修を加え、上杉家臣・甘粕景継の後、伊達家臣・片倉景綱の居城となりました。 以後は仙台藩の支城として元和の一国一城令の例外とされ明治維新まで存続しました。 三階櫓は支城という格と幕府への配慮から天守の名を憚り「大櫓」と呼ばれていました。 明治時代はじめの廃城令によりほとんどの建物は破却されました。 現在見られる三階櫓や大手門など本丸の一部が、1995年に木造で復元されています。