◆概要◆

平安時代末頃(1155〜1180年の間)に三浦一族の真田義忠（佐奈田義忠とも表記される）により築かれました。 大根川と金目川に挟まれた北金目台地にあり、伊勢原道と秦野への脇道を抑える交通の要衝にありました。 室町時代に扇谷上杉家の重臣・上田氏により修築されましたが、山内上杉氏に攻められ落城しました。 廃城後に天徳寺が建立され、現在に至ります。 主郭は方形状で土塁に囲まれており、その北東端に櫓台の痕跡である土盛りが残っています。 南東にある真田神社までが城域だったと考えられていますが、周辺は宅地化が進み、遺構はかなり消滅しています。