榎下城

所在地:神奈川県横浜市緑区三保町
2017年3月8日更新(訪問日:2011年5月8日)

◆概要◆


榎下城は舌状台地先端の恩田川の渡河地点を押さえる位置にありました。 室町時代に山内上杉氏に匹敵する勢力を誇った詫間上杉氏が居城としていました。 1438年に起きた永享の乱では城主・上杉憲直が関東公方・足利持氏方として戦いました。 幕府方に攻められた上杉憲直は榎下城を追われ、金沢にある称名寺で子・上杉憲家と共に自害しました。 その後の歴史は不詳ですが、佐藤小左衛門氏が1603年、城跡に舊城寺(きゅうじょうじ)を開基しました。 この為城域は比較的良く保存されています。 三保団地入口交差点から寺に入る道は空堀の跡です。 虎口だった所には山門があり、その両側は木々が生い茂っていてよく見えませんが、土塁があります。 山門左側の土盛りは幅があり、櫓台のようにも見えます。 本堂は二郭にあり、主郭が墓地となっています。 主郭の隅には土塁の形跡が見受けられます。
榎下城 図
榎下城 虎口
虎口
榎下城 山門
山門
榎下城 二郭
二郭にある本堂
榎下城 的場
的場
榎下城 主郭
主郭
榎下城 土塁
土塁
inserted by FC2 system