◆概要◆

1581年、織田信長により能登国の主となった前田利家は、最初は七尾城に入城しました。 七尾城は上杉謙信が開城させるまでに1年も掛かったほどの堅城でしたが、山城で港から離れていたため、治世・経済上の利便性に難がありました。 そこで前田利家は、七尾港に近い小丸山に城を築いて居城としました。 翌1582年、前田利家は加賀の尾山城に本拠を移し、兄の前田安勝が小丸山城の城代となりました。 その後、1615年に出された一国一城令により廃城となりました。 現在は小丸山公園として整備され、2001年には大河ドラマ放映決定後に銅像「前田利家松子之像」が設置されました。