◆概要◆

山陽道と日本海側を結ぶ因幡街道沿いにあり、千種街道が交わる要衝に築かれました。 10世紀頃は石清水八幡宮の荘園であり、伯可庄と呼ばれていました。 この地には馬隠しの伝承があり、鎌倉時代に芳賀七郎が都より名馬の献上を迫られましたがこれを拒み、戦になったと伝わります。 初めて城を築いたのがその芳賀氏であるとされますが、その後中村光時が地頭として赴任し、以後20代にわたって中村氏がこの地を治めました。 中村氏は赤松氏に従って勢力を維持していましたが、1580年の羽柴秀吉の播磨攻めの際に落城しました。 1990年に「ふるさと創生事業」の一環として、波賀町により発掘調査および復元が行われました。