常葉城

所在地:福島県田村市常葉町常葉舘
2010年4月29日(訪問日 2010年4月24日)

◆概要◆


1274年に熊谷直友・直則親子が船引から常盤へ移ったという記録が残っています。 田村地方は田村庄司一族の支配下にありましたが、田村庄司氏滅亡後は平姓田村氏が三春を拠点に勢力を伸ばしました。 嘉慶年間(1387〜89)からは親族である赤松顕則が常盤地方を治めました。 赤松氏は荒廃した城を修復し、町割りを整備して、姓も「常盤」に改めました。 1589年に城主・常盤貞久は主君である田村清顕より毒殺されそうになり、城を捨てました。 田村清顕は家臣・石沢修理亮を城代として置きましたが、田村清顕が急死。 跡継ぎが居なかったた家督をめぐって家中は二分し、相馬・岩城両氏の連合軍が常盤城に押し寄せました。 城兵ら約600人が防戦しましたが、重臣・赤石沢美濃守が寝返りました。 連合軍の一隊が夜陰にまぎれて侵入し、火攻めを行ったため落城。 それ以後廃城となりました。 城跡は近代になり舘公園として整備され、1984年には模擬天守の展望台が建てられました。
常葉城 図
説明板の図
常葉城 駐車場
舘公園の駐車場
常葉城 虎口
虎口
常葉城 二の丸
二の丸
常葉城 城址碑
城址碑
常葉城 模擬天守
模擬天守
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