白河小峰城
所在地:福島県白河市郭内
2022年9月4日更新(最終訪問日 2016年7月31日) | ||||||
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◆概要◆ 南北朝時代の1340年、結城親朝が阿武隈川と谷津田川に挟まれた小峰ヶ岡に築城して小峰城と名づけたのが始まりとされます。 東北では珍しい総石垣造りで、盛岡城、会津若松城とともに東北三名城のひとつに数えられています。 1590年に白河結城氏が豊臣秀吉の奥州仕置により改易されたため、会津領に吸収されて蒲生氏郷や上杉景勝が支配しました。 1627年、丹羽長重が城主となり、江戸幕府の命令により城郭の大改築に着手し、4年の歳月を費やして1632年に完成しました。 その後、榊原氏、本多氏、奥平松平氏、越前松平氏、久松松平氏、阿部氏と7家21代の城主が交代しましたが、1867年に江戸幕府領となり、城は二本松藩・丹羽氏の預かりなりました。 1868年、白河小峰城は戊辰戦争で激しい戦闘の舞台となり、大半を焼失して落城しました。 城郭は曲輪・土塁・石垣・水堀を残すのみでしたが、1991年に御三階櫓(天守に相当)が、1994年には前御門が復元されました。 2011年3月11日の東日本大震災で石垣が10箇所崩落し、その他4か所でも修復が必要となったため本丸は立入禁止となりました。 復旧工事は完了し、2022年4月からは帯曲輪の公開も開始されました。 |
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三ノ丸から見た本丸(2007年撮影) |
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前御門と御三階櫓 御三階櫓 白河駅西側にある道場門跡 |
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