丸岡城
所在地:福井県坂井市丸岡町霞
2022年6月19日更新(最終訪問日 2018年7月15日) | |||
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◆概要◆ 柴田勝家の甥・柴田勝豊により築かれました。 往時は本丸を中心に北側に二の丸を設けて堀で囲み、さらにその周囲に三の丸を配し二重堀で囲んでいました。 特に本丸・二の丸部分は最大幅50間(約90m)という広大な五角形の堀で囲まれていました。 五角形の内堀は現在埋め立てられていますが、この内堀を復元する計画が浮上しています。 現存の二重三層の天守は、入母屋造りの屋形に回縁勾欄付きの望楼(廻縁をぐるりと巡らした望楼)を乗せた形式です。 これは犬山城や高知城と同じであり、直線的な屋根の破風、太い出格子、黒い板壁などは初期天守に顕著な特徴です。 屋根瓦には笏谷石製の石瓦が葺かれています。 これは寒冷地であるという気候事情によるとされます。 石垣は「野面積み」という古い方式で、すき間が多く排水が良いため大雨で崩れる心配がありません。 天守は昭和9年に国宝保存法(旧法)に基づく国宝に指定されましたが、昭和23年の福井大地震で倒壊しました。 その後、昭和30年に元の用材の8割を使って修復・再建されました。 現在、城郭一帯には数百本のソメイヨシノが植えられ、桜の景勝地となっています。 |
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想像図 |
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写真の撮影位置 |
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現存天守 石の鯱 野面積みの石垣 犬走り 犬走り 周囲は市街地に 正面から 素直に撮影 国宝の石碑 土塁 堀跡 東三の丸跡 |
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