◆概要◆

日本全国で12棟現存している天守の1つで、国の重要文化財に指定されています。 海抜132mの勝山山頂にあり、松山市内ならどこからでも見えます。 勝山山頂は元々は峰が2つに分かれており、築城の際はその間を埋め立てる所から始めたそうです。 創建当時は五重天守が建てられ、1642年に何らかの理由で3重に縮小されています。 姫路城と同じく大天守と小天守・南隅櫓・北隅櫓を渡り櫓で結んだ連立式で、日本三大連立式平山城に数えられています。 その三重天守は1784年に落雷で焼失し、現存する天守は1852年に再建された三代目です。 藩主が徳川一族の松平氏であったため、丸に三つ葉葵の瓦紋章が付けられています。 日本で最後の完全な城郭建築（桃山文化様式）であるといわれています。